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【徹底解説】本場アメリカで味わうべきステーキ5選

2019年6月1日

旅行やお仕事でアメリカに訪れたとき、一度は本場のステーキを堪能したいですよね!
でもお店でメニューを見ても何をどう注文すればいいかわからない...
適当に注文したら想像と全然違うのが出てきた。
なんてことが無いようにステーキの種類からステーキソースまでたっぷり分かり易く解説していきます。

ステーキのお肉の種類と特徴

まずはステーキに使われる次の5種類からお肉を選びましょう。
食感・脂・お値段の3つの観点で評価してみましたので、自分の好みにあったステーキを見つけてみてください!

リブロース《RIBEYE, RIB》

リブロース

適度な歯ごたえがあって、噛めば噛むほどジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。 まさに王道のステーキです。
「自分の好みがよくわからない」という方はまずはリブロース(RIBEYE)を注文してみてください。
個人的には一番オススメ!

ちなみにRIBEYEとRIBお肉の部位は同じですが、骨なしなのがRIBEYE、骨付きなのがRIBです。
バーベキュースタイルの料理を出すレストランだと、RIBはバーベキューソースで味付けされたスペアリブ(SPARE RIBS)を指します。

サーロイン《SIRLOIN》

サーロイン

こちらもリブロース(RIBEYE)と並んでメジャーなステーキの一つです。 リブロース(RIBEYE)に比べて脂身は少なく、歯ごたえがしっかりしているので「肉感」が強めです!
脂っこいのが苦手という方にオススメ。
お値段も比較的リーズナブルです。

フィレ《FILLET, TENDERLOIN》

フィレ

一頭の牛から3%しか取れない希少性の高いお肉です。
赤身でありながらとっても柔らかいのが一番の特徴。
クセがなく甘みがあるお肉で、余計な味付けをせずに肉本来の味を楽しんでください。
お値段は少し張りますが、納得の逸品です。

ストリップ《STRIP, SHORTLOIN》

ストリップ

ストリップ(STRIP)はジューシーで、歯ごたえもあるお肉です。
リブロース(RIBEYE)とサーロイン(SIRLOIN)のちょうど中間で良いとこ取り。
機会があれば他のお肉と食べ比べをしてみるのもいいかもしれません。

モモ・ランプ《RUMP, TOP SIRLOIN, ROUND》

モモ

モモ(RUMP)は赤身のお肉で、サーロイン(SIRLOIN)よりもヘルシーですが比較的柔らかいのが特徴です。
ステーキの中では低価格ですが、旨味もあってコスパはとても高いです!
ダイエット中の女性の方でも、ステーキを楽しめます。

ステーキのカット方法・調理方法

ティーボーン《T-BONE》・ポーターハウス《PORTERHOUSE》

ティーボーンステーキティーボーン(T-BONE)は、フィレ(FILLET)とサーロイン(SIRLOIN) or ストリップ(STRIP)の2種類のお肉が、名前の通りT字の骨と一緒にカットされたボリューム満点の贅沢なステーキです。

ポーターハウス(POTERHOUSE)は、ティーボーン(T-BONE)に比べて高級なお肉であるフィレ(FILLET)が大きいという違いがあります。

この種類のステーキは細かくカットできないため、どのお店でも23オンス(650グラム)くらいありますが、骨の分も含んでいるので、実際のお肉の部分は4~5オンス(130グラム前後)くらい少ないと考えてください。
2種類のお肉はどちらもわりとヘルシーなので、全部合わせても大体1,000キロカロリーくらいです。

骨付き肉は骨なしの同じ部位のお肉に比べて旨味が多くてジューシーという大きな特徴もあります。
骨と一緒に調理することで、骨の中の旨味成分がしみだしてくるそうです。

ボーンイン《BONE-IN》

ボーンインリブアイ

お肉を骨ごとカットしたステーキで、「ボーンイン」の後にお肉の部位の名前が入ります。
ボーンインリブアイ(BONE-IN RIBEYE)がとてもメジャーですが、フィレ(FILET)やストリップ(STRIP)もあります。

L字またはI字の骨の部分の重さは3~4オンス(100グラム前後)ですので、大きさを選ぶときの参考にしてください。

こちらもティーボーン(T-BONE)と同様骨付き肉の特権である、旨味が多くてジューシーというメリットがあります。

プライムリブ《PRIME RIB》

プライムリブ

スタンディング・リブ・ロースト(STANDING RIB ROAST)とも呼ばれるように、ローストビーフの一種であり、グリルではなくオーブンでじっくり蒸し焼きで調理されます。
その名の通り「最上級(PRIME)」のリブロース(RIBEYE)を使っているため、脂身がじゅわっとジューシーでとても柔らかい

リブロース(RIBEYE)のステーキとはまた一味違う楽しみ方ができます。

サーロインチップス《SIRLOIN TIPS》

サーロインチップス

ラウンドティップス(ROUND TIPS)とも呼ばれますが、これはモモ(RUMP)の辺りにある赤身肉の部位の名前です。
かなり歯ごたえがあるため、小さく一口サイズに切ってあります。
マッシュルーム、玉ねぎなどと一緒にグリルされてグレイビーソースで味付けするのが一般的な食べ方です。

「ステーキ」としては少し物足りない気がしますが、赤身のさっぱりしたお肉にソースが絡んで、料理としてはとてもおいしいので一度試してみるのもありです。

ステーキのお肉の大きさ

オンス(oz)かグラム(g)で表記されますが、いまいちピンときませんよね?
日本のファミレスだとステーキの他に付け合せ、ライス、スープ、サラダとたくさんついていたりしますが、アメリカでは付け合せのサイドメニュー(SIDES)2種類のみのパターンが多いので、サイズの大きなステーキでも意外と簡単に完食出来ます。
また、アメリカのレストランだとお持ち帰り用のボックスを用意してくれるので、もし食べきれなくても心配いりません。

私の独断ですが、ステーキメインとサイドメニューのメリカ式なら男性は12oz(約340g)、女性は8oz(約230g)、ライスやスープのセットを付ける日本式なら男性250g(約8.8oz)、女性は150g(約5oz)くらいがちょうどいいと思います。

身近な食べ物の量はこんな感じ。

ごはんお茶碗1杯 150g 5.3oz
牛丼(並)1杯 340g 12oz
お味噌汁お椀1杯 160cc 5.6(fl)oz
サラダ1人前 100g 3.5oz
Lサイズ卵(殻なし)1個 60g 2.1oz
バナナ(可食部)1本 100g 3.5oz

換算表《オンス(oz) ⇒ グラム(g)》

オンス-グラム換算表

換算表《グラム(g) ⇒ オンス(oz)》

グラム-オンス換算表

ステーキのカロリー

ガッツリお肉を食べるとなるとやはりカロリーが気になります。
最近ではわりと知られていますが、たんぱく質が豊富で糖質がないステーキは実はダイエットにも適した食べ物なんですね!
特に赤身のフィレやモモは脂肪分が少なく、むしろ積極的に摂った方がいいとされています。
お肉の種類と大きさ選びに下の表も参考にしてみてください。

オンス(oz)あたり

オンス当たりのステーキのカロリー

グラム(g)あたり

グラム当たりのステーキのカロリー

ステーキの焼き加減

ステーキを注文すると必ず「How would you like to cook? (焼き加減はどうしますか?)」と聞かれます。
厳密には10段階あるそうですが、以下の5種類覚えておけば十分です。

◆レア《RARE》
中心部は低温(約60℃)で赤色

◆ミディアムレア《MEDIUM RARE》
中心部は温かい(約65℃)が赤色

◆ミディアム《MEDIUM》
中心部は火が通っている(約70℃)がピンク色

◆ミディアムウェル《MEDIUM WELL》
中心部がわずかにピンク色(約75℃)

◆ウェルダン《WELL DONE》
中心部までしっかり火が通っている(約80℃)

どの焼き加減を選ぶかは完全に個人の好みですが、特にこだわりがなければミディアム(MEDIUM)で良いでしょう。
表面の香ばしさと、中身がジューシーで柔らかい食感が楽しめます。

注文したステーキが出されたとき、ウェイターさんから「お肉を切って中身を確認してください」と言われることがあります。
この時に、指定した焼き加減と違う場合は、そのことを伝えると焼き直す、交換する、あるいは無料にするという対応をしてくれるレストランもあるようです。
ウェイターさんからするとしっかりサービスしてチップを多くもらう方がうれしいので、快く引き受けてくれます。遠慮なく言ってみましょう。

そしてここで気になるのが、「中が生なのに食中毒にならないの?」というところですが、牛肉は食中毒の菌が中に入らないので問題ありません。
外側の切り口に菌が付着する可能性がありますが、レアでも外側はちゃんと焼かれているので安全です。

付け合せ《SIDES》

アメリカの殆んどのレストランではステーキに付け合せ(SIDES)が2種類(または1種類)付きます。
レストランごとにメニューは様々で、たくさんある中から選ぶのは少し悩みます。

そこで、わりとどこにでもある一般的なメニューの中から、私の個人的なオススメをいくつか紹介します!

◆シーザーサラダ《CAESAR SALAD》
ステーキに良く合うさっぱりしたサラダ
ハウスサラダ(HOUSE SALAD)にランチ(RANCH)、フレンチ(FRENCH)、ハニーマスタード(HONEY MUSTARD)、イタリアン(ITALIAN)など、お好みのドレッシングでもよし

◆ベイクドポテト《BAKED POTATO》
まるごと焼き上げられたホクホクのジャガイモに、お好みでバター(BUTTER)、サワークリーム(SOUR CREAM)をかけてもおいしい
サワークリーム、ベーコン、ネギがのっているものを"LOADED BAKED POTATO"という

◆アスパラガス《ASPARAGUS》
シンプルに塩コショウとオリーブオイルでグリルしたアスパラガス
個人的に一番好きなサイドメニュー

◆フライドオクラ《FRIED OKRA》
表面サクサクの中はホクホク、一度食べると癖になる
罪悪感なく食べられる

◆マッシュポテト《MASHED POTATOES》
肉汁がベースのグレイビーソース(GRAVY SAUCE)か、ホワイトソース(WHITE SAUCE)をかけるのがオススメ

◆フライドポテト《FRENCH FRIES》
定番のサイドメニュー、ステーキとの相性はぴったり
"STEAK FRIES"と呼ぶところもあり、"FRIES"でも通じる

ステーキソース

ステーキには塩コショウでしっかり味付けされているのでソースは不要ですが、少し味を変えて楽しみたい方は試してみてください。
紹介するのは一例ですが、それぞれのレストラン特製のソースやシンプルにバター、ケチャップ、マスタードなどお好みの味を探すのも楽しみ方の一つです。

◆A-1ソース《A-1 SAUCE》
トマト、玉ねぎ、にんにくなど数種類の野菜の旨味を凝縮し、酢の酸味が効いたアメリカでは定番のソース

◆バーベキューソース《BBQ SAUCE》
酸味のあるトマトベースのソースに甘みが加わり、牛肉だけでなく豚肉や鶏肉にも合う万能タイプ
ブランドやレストラン、家庭ごとにそれぞれの特徴があり奥が深い

◆ホースラディッシュ《HORSERADISH》
日本では西洋わさびとも呼ばれ鼻にツンとくる辛みが特徴
マヨネーズやサワークリームと混ぜ合わせてクリーミーな仕上がりのソース

◆ウスターシャソース(ウスターソース)《WORCESTERSHIRE SAUCE》
アメリカのウスターシャソースは日本のもの(ウスターソース)よりも酸味と辛みが強く、甘みが少ないのが特徴でステーキにもよく合う

日本のステーキソースは、醤油ベースやおろしポン酢などご飯に合う味付けが多く、アメリカンスタイルの酸味が強いソースは最初違和感を感じますが、慣れてくるとやみつきになります。
お気に入りを見つけたら自分用、お土産用で買って帰るのもオススメです!

まとめ

お気に入りは見つかりましたか?
どうしても決められない場合は、レストランの名前やロゴマークが付いてるメニュー、または"SIGNATURE~"(署名された=特製の)という名前が付いたメニューを選んでみてください。
それがレストランの最高傑作です!

アメリカの「ステーキハウス」は豪華なステーキを堪能できるのはもちろん、レストランの雰囲気も魅力の一つです。
入口に入るとすぐ置かれている食べ放題のピーナッツや、ショーケースに並べられた巨大な牛肉の塊、歌いながらお客さんの誕生日をお祝いする店員さんと他のお客さん。
是非アメリカを存分に味わって下さい!

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