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日本式パワハラ上司の特徴

2021年10月12日

日本とアメリカでは上司と部下の関係性に違いがあります。
程度は違えど日本中に蔓延っているパワハラ上司もアメリカではみられません。

以前こんなツイートをしました。

日本にあってアメリカにない理由。
パワハラについていろんな角度から考えていきます。

察することを強要する

「言われなきゃ動けないの?」「考えればわかるよね?」
パワハラ上司がよく使いますね。
何も指示せず教えもしないくせに部下に非があることにしてマウントをとれる魔法の言葉です。

動いて欲しいなら伝えることが必要だし、動いてくれるように伝えられる人が仕事ができる人だと私は思いますけどね!

アメリカ人の常識として、言葉にして伝えるというのはイメージできますが伝え方も重要と考えています。
人前で怒鳴るようなことをするのは厳禁!訴えられるケースもあるので注意してくださいね。

部下を人として対等にみない

アメリカ人同士では上司と部下であろうが、客と店員であろうが人として対等であるというのが大前提です。
だから相手を傷つけてはいけないですし、敬意を持って接することで人間関係、ひいては上下関係が上手くいくというわけ。

これが逆になってしまう、つまり上下関係を振りかざして人間関係をないがしろにする、上司という立場で部下の人間性までも否定するなんて鬼畜は、幼稚園からやり直すべきです。

ここで「アメリカ人にそもそも上下関係なんてあるのか?」と思う人もいるでしょう。
過去に書いた記事もご覧ください。

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厳しくするのが教育という考え

これは間違いではないし悪いことでもないかもしれません。
ただパワハラ上司というのはこれを少し履き違えていますね。

厳しいというのは高い目標を与えたり、それに向かって頑張る部下を鼓舞することです。
自分より経験の少ない部下の粗探しをして、ネチネチと説教をたれればたれるほど優秀な人材に育つと思っているのであればリーダーではありません。
ただの邪魔者です。お帰りください。

これは実体験ですが、アメリカ人上司からは何かあれば"Good job!"とか"Keep up!"とか声をかけてくれました。
こうやってやる気を出させるのか上手でしたね。
なんなら頑張ってもらうために少し大袈裟に褒めることもあるくらいです。

自分のためではなく会社のため

厄介なパターンです。
多くのパワハラ上司は理由をつけて自分を正当化しつつも、どこか後ろめたさを感じながらパワハラに手を染めています。
しかしこの類の人間は躊躇なくハラスメントをしてくることが多いです。

サービス残業のような分かりやすいものもあれば、「自分のため」と言いつつ業務時間外の自主学習をなかば強要するような上司もいますので気をつけてください。

その点アメリカ人はきっちり線を引きますね。
上司云々というより単純に違法ですし、自分や家族のために仕事をしているという考えをみんなが持っているので、このような歪みが生じることはありません。
ゆえに給料が割に合わなければ辞めるし、同じ仕事なら給料が高い会社に行きます。
これが結果的に生産性を高めたり、アメリカの経済成長に繋がっていると私は思っています。

苦しむことの美学

昔から日本は苦労したり我慢することが美しく、楽をしたり諦めることが醜いとされていますよね。
なぜなんでしょうか…

そのせいで会社から早く帰りづらい、有給が取りづらい、酷いと長時間労働が常態化したりという結果になってしまいます。
法改正も追い風となり、徐々に改善されてきていますが上司がこのような考えだと非常にやりにくいものです。

むしろ上司が率先して早く帰ったり、有給使ったり、楽をすることに注力ずべきと私は思います。
上司が苦労自慢なんかしようものなら目も当てられない。

アメリカ人上司は毎日16時45分に帰り支度を始め、17時00分に退社していました。
駐在先の会社の有給取得率は96%でした。
日本人駐在員が50人中3人だったからです。

まとめ

日本特有の文化がパワハラを引き起こしている側面もあるということがわかって頂けたかと思います。
これが人間ひとりの性格の良し悪しだけではないところが根深い問題でもありますね。

私はアメリカで仕事をした経験があったからこそ実感したことでもありますが、逆に比べてしまって余計にしんどくなることもあります。

長い人生を楽しく生きていくためには、パワハラ上司のせいで本当につらくなる前に逃げ出すことも必要です。
今あなたがそんな局面にあるとすれば一度落ち着いて考えてみてください。

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