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海外駐在経験が転職で有利になる本当の理由

2021年6月13日

今後転職を見据えたキャリアアップのために海外駐在を経験したい、あるいはすでに経験して転職を考えている方は多いのではないでしょうか。

そこで気になるのが「海外駐在経験が転職で有利になるのか」ということですね。

私は3年の海外駐在を経て転職を経験しましたが、実感としては大いに有利になると考えます。
しかしなぜ駐在を経験した人材に需要があるのかという本質は理解しておかなければなりません。
でなければ、いざ転職活動をする時、自分の本当の価値がわからず、見当違いな自己アピールになってしまいます。

①海外で大きな実績を残した

転職では肩書きや現職の会社のネームバリューは評価の対象になりません。
ただ「海外駐在を経験した」というだけでは無意味です。

海外駐在というのは得てして裁量が大きかったり、少数精鋭の大型プロジェクトに携わったりと、誰もが理解できる実績を残すことができます。

「海外拠点の大型の生産設備導入案件に携わって安定生産まで漕ぎ着けることができた」
「入社当初から海外勤務を希望していて、それを実現させるためにTOEICの点数をこれだけ伸ばし、上司に直談判した」等々…

つまり海外勤務そのものが評価されるというより、そのポジションに抜擢されるだけの信頼や行動力、あるいは可能性があったことの証明になるということです。

②汎用性が高い

海外での職務においては異なる環境、多様な文化の中で円滑にコミュケーションをとり、物事を推進していく力が必要です。
したがって、周りの変化に柔軟に適応できる能力に長けていないと上手く回すことができません。
この部分に強みがあるのがいわゆる「グローバル人材」であると私は思います。

転職の面接では、バックグラウンドにあたる専門スキルの有無もチェックされますが、年齢によってはそれ以上に適応能力、向上心といった、現状持ち合わせていないスキルに対しての姿勢が評価の対象になります。

海外駐在経験という肩書きを背負うことで「少し違う分野だけどこの人ならやってくれそうだ」という見方につながることは少なからずあります。

③語学力が高い

上記2つと比較してウエイトが小さい印象です。
なぜなら語学力だけ秀でていたとしても、役に立たないからです。
あくまで掛け算。
「専門スキル×英語」で初めて意味を成します。

「語学ができるだけなら現地で人を雇った方がいい」というのは覚えておかなければなりません。

しかし裏を返せば、非常に高い語学力は求められていないということ。
具体的な指標で表すとTOEIC700点レベルでも、しっかりコミュケーションが取れればたいていの分野では強みになります。

まとめ

海外駐在経験が転職で有利になることは間違いありません。
海外での経験を積む機会を得られれば必ずキャリアップにつながります。

しかし駐在経験そのものに価値がある訳ではなく、何をしたのか、何ができる人材なのかが重要なポイントになります。
転職を考えるならば、市場価値と社内評価を混同しないこと。

その上で企業が募集しているポジションとのマッチングをお互いに図ります。
もしかしたら「海外」というキーワードからはかけ離れたポジションがマッチするかもしれません。
自分に合ったキャリアプランを見つけていってください。

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