若いうちに独身で海外駐在員を経験すると、キャリアとしてのメリット大きいですが、残念ながら婚期を逃す可能性が高くなります。
26歳で海外に赴任し、焦りから婚活を始めるもまったく収穫を得られず三十路を迎えてしまった元駐在員がその理由を解説していきましょう。
理由①:人生設計がしにくい
まず1つ目は海外駐在員に限らず転勤ありの会社員であれば少なからず影響しますが、駐在員となると輪をかけて厄介になる理由です。
海外駐在の任期は3〜5年で帰国することが多いですが、まれに10年、20年と続くこともあります。
しかも帰国後の勤務地が決まっていないどころか定着しない可能性が高い。
駐在員を経験すると海外要員となるケースもあり、その場合定年まで海外の拠点を転々とする羽目になります。
一方経済面では駐在員自体収入は優遇されるイメージがありますが、それは会社によって様々。
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このご時世共働きは当たり前になり、配偶者の都合で一方が仕事を辞めると当然収入は減ります。
かといって単身赴任を選んでも、生活を別にする分余計な出費になるというのが現実です。
さらに子供を作る場合、海外の慣れない環境で出産する大変さ。
子供自身にとっては小中学校に上がっても、転校により友達との関係が変化したり学習内容もガラッと変わってしまうことで精神的負担があります。
「バイリンガルになれて羨ましい」と思うかもしれませんが、環境によって教育に偏りがあったり、相当な苦労が強いられることになるようです。
理由②:仕事以外の活動がなくなる
2つ目は仕事中心になることが原因となる理由です。
残念ながらこういうひとは非常に多いと思います。
単純に仕事の量や受け持つ範囲が増えることで、私生活に割ける時間や気力が減ってしまったり、知り合いもいないので駐在員同士でしか関わらなくなったりというのが原因です。
休みの日なのに会社の上司や同僚と仕事の話ししかしなかったらもうそれは仕事ですよね。
環境が変わってそれまで続けていた趣味からも遠ざかってしまうこともあります。
そんな生活ではまず結婚できるはずもなく、婚期は遠ざかるばかりです。
理由③:圧倒的に出会いが少ない
3つ目は出会いが少ないこと。
初めに思い浮かぶのは現地の人との出会いです。
会社に属している以上積極的に行動しなければ外部で関わるひとはごく限られたコミュニティになります。
その中からアジア人に抵抗がなく、結婚適齢期の女性と親密な関係になるには相当な努力が必要でしょう。
日本人の中から見つけるのであれば同じ駐在員では圧倒的に男性が多く、年齢も高めです。
留学生というのも相手の立場で考えると貴重な留学期間を日本人駐在員と過ごすのは得策ではないことは明白です。
そもそも日本人女性は海外でも大人気ですので、日本人男性に構っている場合ではないのです。
住んでいる地域が都市部なのか郊外なのかにも左右されますが、会社以外でどんなコミュニティに参加するかが、大きな鍵になります。
それでも海外で働きたい方へ
若いうちからグローバルに仕事をしたい!でも将来のことも考えて早めに結婚して家庭を持ちたい!と思っていた方には悲報だったかもしれません。
でも、会社に入って海外赴任を待つだけが方法ではありません。
私個人的には外資系企業やワーキングホリデーもおすすめです。
国内の外資系企業に入社する
多くの企業は親会社の文化が強く、英語を使う機会も豊富です。
給料も比較的高く、転勤がないケースが多いのもメリットですね!
しかし外資系企業と言っても様々な文化があるのは理解しておきましょう。
もちろん親会社が海外にあるだけで中身は日本人だけの企業もあります。
外資系企業の特色を理解し、その中でも個々の企業で違った部分を研究し、自分に合った会社に入ることができれば、日本にいてもグローバルな文化の中で仕事ができ、ビジネス英語のスキルを伸ばすチャンスも十分にあります。
ワーキングホリデーを利用する
ワーキングホリデーとは18歳~30歳を対象とした海外留学制度です。
私自身は利用したことはありませんが、友人はこの制度で海外に滞在し様々な仕事の経験を積みました。
限られた期間ですが、高い自由度で活動できるのが魅力です。
詳しい情報はこちらも参考にしてください。
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