仕事 / WORK

合理主義のアメリカ人と完璧主義の日本人

2018年7月5日

アメリカ人と日本人が一緒に仕事をすると、なぜか馬が合わない...
同じ目的を持っているはずなのに、議論すればするほどお互いに不満が溜まってしまうということがありますね。
我々駐在員は任期が限られているので、沈黙を貫いたまま満期を迎えるまでじっと耐えるという選択肢もありますが、それでいいんですか?

せっかくの限られた期間、成果を上げれば出世もあるかも!?
そんなチャンスを逃さないためにもお互いの特性を十分理解しておきましょう。

アメリカ人は合理主義

詰め込もうとするのはダメ!

ご存知の通りですがアメリカ人は基本的に定時退社です。
忙しい忙しいと言っても必ず定時には仕事を終えます。
まず彼らの中では、限られたリソースで最善を尽くすことが大前提です。

理想を語るのではなく現実的な目標を立てることが特徴です。
「各人がもっと頑張れば生産量が上がる」とか「みんなで協力すればロスが減らせる」とか、そういう精神論のようなことが嫌いです。
私の会社では、「この目標を達成できたら、○○ドルの商品券あげる」というキャンペーンが効果テキメンだったそうです。
こういう人のことを「現金なやつ」っていうんですかね~

トレードオフの考え方

とにかく何かアクションを起こすときは「お金が必要、時間が必要」と主張するので、日本人からすると「口答えしないでもっとやり方を考えろ!」と感情的になってしまいそうになります。
でも、もちろん彼らは何も考えていないわけではなくて、何かを差し出さないと何も得られないということを言いたいのです。
リーダーや経営者の立場のひとが、部下や労働者を鼓舞するだけでは何の信用も得られませんよ!

統率するには?

ご褒美をチラつかせて頑張らせるというのは、日本人の感覚ではいやらしいく見えてしまい、それにつられて頑張る人も「幼稚」で「意地汚い」という印象を持たれます。
日本人はむしろ、自分の損得を考えずに頑張ることが美学みたいな風潮すらあります。

でもアメリカ人には意外と効果的。
素直で合理的な彼らには、頑張ればちゃんと評価されて対価が得られることを具体的に示せばきっとついて来てくれるはずです。

日本人は完璧主義

目標は果てしなく大きい

一方の日本人は現状に満足せず常に向上心を持って仕事する、すごく真面目ですごく働き者
目的を達成するためにはいくらでも労力を費やして、理想に近づけようと努力するのが基本的なスタイルです。

でも完璧を求めすぎるあまり、あれもこれもと手を付ける割にはいつまでたっても完成しないことってありますよね?
当たり前です!そう簡単に完璧なものを造れるはずがないのです!

コストパフォーマンスを考える

アメリカ人からすれば「その間に時間もお金もたくさん失ってますよ~?」という感じなんです。
この感覚がアメリカ人と日本人の大きな違いだと思います。

そこそこ頑張ってそこそこのクオリティーのものができるのが1番良いという考え方に寄せていくことが必要かもしれません。
これは自分だけ楽をしたいということではないんです。相手に対しても許容する器を持つことです。
ここだけの話ですが、同じ製品でも出荷先がアメリカ国内か、アジアなのかによって不良品のボーダーが明確に違うそうです。
やっぱりアメリカ人はおおらかな性格ということなんですかね?

他人にも完璧を強要してしまう

日本人はというと自分もキッチリ仕事をする代わりに、他人にも過度にそれを求めてしまっているように思います。
牛丼屋さんに行くとワンコインですぐにホッカホカのおいしい牛丼がでてきて、店員さんも愛想よくテキパキと接客してくれる。
これは決して当たり前のことではないです!

アメリカのハンバーガー屋さんは、倍くらいの値段なのに待たされる挙句、店員さんがベラベラしゃべりながら目の前に適当な盛り付けのハンバーガーがのったトレーを放り投げるように置くのはわりと普通のこと。
それでも誰も文句言いません。

日本人の神経質なところが外食産業だけに見られることではなくて社会全体のことだとすると、全員がより大変な仕事を安い賃金で回していることになります。
日本人の繊細な部分やおもてなしの心は、世界に誇るべき美しい文化だと思いますが、それを他人に期待することや自分ですべて背負い込んでしまうことはやってはダメです!
少なくともアメリカで生活をするなら、他人にも自分にも甘いくらいがちょうどうまく行くと思います。

まとめ

アメリカ人は効率を追求して無駄なものはどんどんなくしていくけど、ちゃんと目的を持って仕事をします。
手抜きなんじゃあ?と少々気になる部分はあるんですがそこは目をつむりましょう笑
特にリーダーの立場ならなおさら、”Japanese Style”を押しつけるのではなくて、結果に対して評価をして、ご褒美を与えながら上手く引っ張ていくことが大事です。

丁寧にしっかりカッチリとしているのは日本人の長所だと思いますが、欠点にもなり得るということ。
理想通りではないけど、スピード感を持ちつつ周りに合わせて少し肩の力を抜いて仕事に向き合うことも失敗しないコツです。

正直、アメリカかぶれみたいに自分の性格をコロコロ変えてしまうのはカッコ悪いと思っていました。
でもやっぱりアメリカ人と日本人は文化も考え方も全然違う。
全部吸収してまた新しい価値観を創っていけばいいじゃないかというのが私の考えです。

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